SPDシューズ選びは簡単ではない〜その4〜

その店では、まず足の大きさを計測します。

かかとと親指付け根の内側を器具に沿って置き、足の長さと幅を測ります。


すると店長さんに「シマノのワイドタイプしか合わないでしょうね」と言われました。


足長は左右とも25.0センチ前後。ただ、幅はワイドタイプでないと、ソールからはみ出してしまうのだそうです。


ワイドタイプが存在するのは、SPDシューズではXC7。XC5より高価ですが妥協はできません。



実際にサイズ40を履いてみます。

ボアのダイヤルを閉めて、両足ともかかとを浮かせて爪先体重にします。

その時、足幅の一番広い部分がソールからはみ出していないか確認します。


これがちょうどいいそうです。


確かに小指や薬指の先が当たることはないし、それでいて各指先からの隙間もほとんどありません。それが重要なのだそうです。


ランニングシューズなどと違うのは、指先からの隙間がほとんどないこと。自転車の場合は5ミリ以内がいいそうです。


前の店で試着したときは、幅が収まっているかはチェックしましたが、縦の余裕が多すぎるかどうかを確認することはありませんでした。


縦に余裕があると、ペダルを踏むときに力が伝わる位置とビンディングの位置が一致しないため、効率よく踏めないのだそうです。

なるほど。


で、これを買うしかない、と思ったら店長さんから衝撃的な一言が。


「今日試着するのが4足目か5足目なら、今日買うのはやめた方がいいですよ」


何足も試着すると、だんだん感覚が麻痺し「さっきのよりはいいかも」と思って、それがベストだと勘違いしてしまうそうです。


私の場合、3足目でしたが、最初の店の試着から数時間たっていたこともあり、後日、店を再訪することに。


約1週間後の午後、もう一度試着して爪先体重時の足幅を確認してもらい、無事購入に至ったのでした。